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お知らせ

2021年度(令和3年)の受付開始予定  [2020.06.12更新]

2022年6月より 今年度の舌下免疫療法(スギ花粉舌下錠)初回受付開始しています。11月末まで受け付けます。

ダニアレルギー(ダニ舌下錠)の治療開始  [2019.07.29更新]

ダニ舌下錠(ダニアレルギー用)も処方します。随時スタート可能です。

診察の前に

血液検査による抗体陽性(スギ又はダニ)のデータがなければ、初診時から舌下免疫のお薬は処方できません。初診から治療を希望する方は、他の医療機関でのスギ又はダニ抗体陽性を証明するデータをクリニックにお持ち下さい。データがない場合はクリニックにて検査し結果で抗体が陽性と証明後、スギ花粉症に対して当院ではシダキュア、ダニアレルギーに対してミティキュアというお薬を用います。お薬の初回投与と2回目投与は当院で行い、その後3回目以降は自宅での服用となります。喘息や重篤な疾患をお持ちの方は、症状が悪化して重篤になる場合があり、当院では免疫療法はできませんので、高次医療機関を受診して下さい。

当院のスケジュール

① 抗体(スギ又はダニ)陽性のデータを持っている方

 検査結果を持参し、以下の時間に予約をとって下さい(完全予約制)

 当院での対象年齢: 小学校5年生~65歳

 (初回診療日)

 月曜日 9:30~12:30

 水曜日 15:00~17:30

 木曜日 9:30~12:30

 ☆2回目から、随時診療可能です 

② 抗体陽性のデータを持っていない方

 当院にて血液検査を施行し、約1週間後以降の予約を上記①の時間帯にとって頂きます。

舌下免疫療法講習会受講修了医師

院長    江原先生  三上先生

髙木先生  小崎先生  山本先生

岡本先生  猪先生   河野先生

 

 

Q & A

舌下免疫療法とは?

舌下免疫療法(減感作療法)では、今まで使っていたアレルギーの薬を弱くしたり、減らすことができます。舌下免疫療法は、アレルギーの原因となるものを少しずつ濃度を上げながら与えて、それに対する抵抗力をつける方法です。ある一定の濃度になったら、月単位で投与し、数年行い続けることで効果がでます。皮下注射と舌下投与があります。皮下注射は痛みがあります。舌下投与は口にアレルギーの素を含み、抵抗力を高める方法です。舌下から吸収することで、アレルギー反応に深い関係のある免疫機能をもっている、あごの下の左右にあるリンパ節にエキスが届きやすくなります。

薬の飲み方は? 

スギ花粉舌下錠(シダキュア:鳥居薬品)とダニ舌下錠(ミティキュア:鳥居薬品)ともに、舌の下に保持したまま1分間そっとしておき、その後に飲み込みます。1回目の舌下投与は医療機関で行ないますが、以降は毎日自宅で行ないます。

適応年齢は?

シダキュアもミティキュアも5歳以上から投与が可能となりましたが、当院では小学校5年生以上とさせていただいております。尚他院からのご紹介があれば、継続処方として5歳以上であれば処方します。当院では治験が65歳迄の方に行っていることから、新薬ということもあり、安全性を考え、65歳迄の方に処方を行っています。

舌下免疫療法は、どのようなかたに特にお勧め?

スギ花粉症やダニアレルギーでお悩みのかたには、皆さんにお勧めですが、特に下記のようなかたにお勧めしています。

受験生 運転業務に従事している方 将来の妊娠予定者(数年以内は妊娠希望予定なし) 花粉症の薬を減らしたい方 花粉症の薬を飲むと副作用がつらい方  毎年花粉症に悩みたくない方 緑内障などでアレルギーのお薬を投与しにくい方

舌下免疫療法はいつからはじめるの? 

当院ではシダキュア(スギ花粉症)及びミティキュア(ダニアレルギー)ともに、6月から11月末迄です。 シダキュア投与のスタートはスギ花粉の飛散時期を避ける為と増量のスケジューリングの為、6月から11月末迄です。ミティキュアのスタートは、本来は随時可能ですが、スギ花粉症のある方はシダキュア投与の時期に準じ、またスギ花粉症が血液検査にて陰性でも、隠れ陽性の方もいるので当院では安全確保のためシダキュアに準じ、同様に6月から11月末とさせていただきます。尚他院からの継続処方の方は、紹介状を頂ければ随時処方(シダキュア・ミティキュア)します。

投与期間は?

2年から5年の長期間の継続治療が必要です。まずは、2年ほど舌下免疫療法を行い、効果を確認しましょう。そこである程度効果のある方には4~5年間の治療 を勧めています。1ヶ月後としかお薬は処方できないので、毎月ご来院下さい。当院ではなるべくお待たせしないように、努力しております。

治療効果は?

免疫(減感作)療法は根本的な予防療法です。花粉症症状を押さえ込む治療ではなく、免疫を変え、体質を改善する治療です。長い期間かけて少しずつ良くする治療です。3年目以降で効果が高くなるという報告があります。スギの場合ですと、スギの季節時に症状が出てから行なうのではなく。それよりも数ヶ月以上前から行なわなければなりません。事前に治療を開始してスギ花粉症の症状が出ないように予防するものです。注射でも舌下でも治療の開始は花粉の季節時に症状が出てから行なうのではなく、数ヶ月以上前から行なわなければなりません。舌下免疫療法で根治する可能性は10~20%程度、舌下法で少しの症状があったがとても良かったという人が20~30%、効いたと思うという人が20~30%で、全体の70~80%の人に有効との報告があります。スギの注射による減感作療法は約80%と高い有効率を得ています。舌下の場合は少し劣りますが、病院で処方される薬を飲むのと同程度以上の効果があると考えられています。また舌下免疫療法を行うと、併用する花粉症の薬の量が少なくできる可能性があり、 体全身に効くので、鼻だけでなく目にも効きます。

舌下免疫療法を行うと他の薬は飲めないの?

舌下免疫療法を行なっていても、花粉症の症状がでたらお薬を使ってください。ただし、免疫の力で体質を改善する治療ですので、免疫に関係のあるステロイドを含む内服薬は控えて下さい(薬剤名セレスタミンなど)。しかし、ステロイドを含む外用薬(点鼻薬や点眼薬)はOKです。

スギとダニにアレルギーが有り、どちらとも舌下免疫療法希望ですが?

メーカー推奨もあり、現在のところ当院では一人の方に対して、シダキュア(スギ:鳥居薬品)とミティキュア(ダニ:鳥居薬品)の2つの処方はしておりません。またアシテア(ダニ:シオノギ製薬)は、取り扱っていません。

スギやダニ以外にもアレルギーがありますが、舌下免疫療法は効きますか?

日本国内で保険適応となっているのは今のところスギとダニであり、これら以外のアレルギーには効果がありません。また同時に複数のアレルギーをお持ちの方も、効果は投与されたスギ又はダニに限られます。

舌下免疫療法の適応外は?

①抗体検査で証明できない方 ②妊娠中または近いうちに妊娠希望の方 ③重症の喘息を合併している方 ④重い心臓の病気を合併している方 ⑤癌の治療をしている方 ⑥免疫不全などの病気の方 ⑦治療で免疫抑制剤を使用している方 ※高血圧でベータブロッカーという薬を服用している方は、他の薬に変更する必要があります。 尚、当院では喘息をお持ちの方や、重篤な疾患をお持ちの方に対しては、高次機能医療施設への紹介をしております。

舌下免疫療法を途中で止めましたが、もう一度再開できますか?

最初からのスタートとなります。薬の濃度が高い状態で、中断し、そこの段階で再スタートすると副作用が出やすくなるからです。

他の診療所からお薬の処方を乗り換えたいのですが?

紹介状があれば、随時受け付けます。当院は舌下免疫療法に対してのお薬処方を希望する患者さんに対しての待ち時間を短くするために日々努力しています。

舌下免疫療法の治療中に、今まで飲んでいた花粉症の薬を使ってもいいですか?

ステロイドが含まれている内服薬(セレスタミン等)以外であれば、花粉症用の薬は内服可能です。またステロイドを含む外用薬(点鼻点眼薬)は併用可です。

副作用は?

注射、舌下ともに希ですが、アナフィラキシーとよばれるアレルギー反応を起こす可能性があります。例えばスギ花粉にアレルギーがある患者さんにスギ花粉で治療するわけですから、口にスギ花粉を入れることにより強いアレルギー反応が起こる可能性があります。ただし、これまでの海外での実績で重篤な副反応はきわめて稀であり、舌下免疫療法は従来の注射による方法よりもかなり安全です。治療中はシーズン外でも毎日投与する期間があります。途中でさぼってから再び投与すると口の中が腫れることがあります。 ごく軽度の副作用も含め下記のような報告があります。 尚当院では、副作用のおこりやすい初回投与時は、副作用発作にも対応できる内科の専門医師とともに対象薬剤に対する舌下免疫療法講習会修了医が診察し処方します。

①腹部症状(嘔吐、腹痛、下痢など) ②口内、口唇のかゆみ・浮腫、感覚の異常 ③蕁麻疹 ④喘息発作 ⑤その他(耳のかゆみ、喉の炎症や違和感、くしゃみ、鼻みず、鼻詰まり、目のかゆみ、咳、喘息など)注意点 初めての方は、副作用の観察のために投与後30分ぐらいクリニック内で経過観察します。また念のため、内服後数時間は激しい運動は避けてください。ご自宅での投薬の際は、治療薬の用法、用量は必ずお守り下さい。もしご自宅で副作用の症状が出た場合でも、上記のごとく軽度で自然におさまるケースがほとんどです。蕁麻疹、喘息様発作などの症状が出る場合は、次回診察まで治療を中止して下さい。症状がひどくなるようでしたら、ご連絡いただくか、救急車を呼び、救急対応可能な病院に連絡してください。

詳しくは⇒アレルゲン免疫療法ナビ

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