舌下免疫療法について

お知らせ

2016.06.03 初回の舌下免疫療法は完全予約制です。 詳しくは本ページの「診察の前に」を参照願います。
 

診察の前に  
 血液検査によるスギ抗体陽性のデータがなければ、初診時から舌下免疫の治療がおこなうことはできません。初診から舌下免疫のシダトレンの処方を希望する方は、他の医療機関でのスギ抗体陽性を証明するデータをクリニックにお持ちください。データない場合はクリニックにて検査し、結果でスギの花粉症が陽性と証明されてから、舌下免疫の治療(シダトレンの処方)となります。

①スギ抗体陽性のデータを持っている方

検査結果を持参し、次の時間に予約をとって下さい(完全予約制)
月曜日 9:45~11:30
水曜日 15:00~16:30
木曜日 9:45~11:30

2回目からは、診療日内、随時診療可能です

②スギ抗体陽性のデータを持っていない方

当院にてまず血液検査を施行し、約1週間後以降の予約を上記①の時間帯にとって頂きます


スギ花粉症の治療「アレルギー舌下免疫療法」

1.免疫療法(減感作療法)とは?
アレルギーの原因となるものを徐々に与えて、それに対する抵抗力をつけるという方法がアレルギー免疫療法(別名 減感作療法)といいます。
◎免疫療法は、抵抗力をつけます。

2.免疫療法の方法 皮下注射と舌下(ぜっか)投与があります。皮下注射は痛みがあります。舌下投与は口にアレルギーの素を含み、抵抗力を高める方法です。舌下から吸収することで、アレルギー反応に深い関係のある免疫機能をもっている、あごの下の左右にあるリンパ節にエキスが届きやすくなります。スギ花粉に対して舌下免疫療法は有効な方法です。

3.免疫療法のやり方 注射も舌下も、アレルギーを自分におこす物質を、少しずつ濃度を上げながら投与します。ある一定の濃度になったら、月単位で投与し、数年行い続けることで効果がでます。
◎免疫療法は、少しづつ濃度を上げます。

4.どれぐらいやるの 注射も舌下も:2年から5年舌下法でも注射法と同じく長期間の継続治療が必要です。まずは、2年ほど舌下免疫療法を行い、効果を確認しましょう。そこである程度効果のある方には4~5年間の治療 を勧めています。注射は病院でしかできません。舌下の方法はご自宅でできますので、維持量に達すれば毎週の通院は不要です。ただし、毎日の通院は不要ですが、定期的な通院が必要です。新薬のため厚生労働省の決まりで発 売後約1年間は2週間分しか処方ができません。従って、当初は2週間に1回の通院が必要です。その後も月に1回の通院が必要です。尚、この薬は医師の処方箋無しに薬局で買うことはできません。
◎舌下免疫療法は、家でできるので続けやすいです。

5.治療効果は? 免疫(減感作)療法は根本的な予防療法です。スギの場合ですと、スギの季節時に症状が出てから行なうのではなく。それよりも数ヶ月以上前から行なわなければなりません。事前に治療を開始してスギ花粉症の症状が出ないように予防するものです。注射でも舌下でも治療の開始は花粉の季節時に症状が出てから行なうのではなく、数ヶ月以上前から行なわなければなりません。スギの注射による減感作療法は約80%と高い有効率を得ています。舌下の場合は少し劣りますが、病院で処方される薬を飲むのと同程度以上の効果があると考えられています。また舌下免疫療法を行うと、併用する花粉症の薬の量が少なくできる可能性があります。
◎舌下免疫療法の効果は、70パーセント以上。鼻だけでなく目にも効きます。

6.舌下免疫療法の薬の飲み方 シダトレンという名前のスギ花粉を含むエキスが発売されます。味は少し甘くて酸っぱいです。舌の下にこの液を滴下します。舌の下に保持したまま2分間そっとしておき、その後に飲み込みます。これを最初の2週間で量を増やしていき、3週目からは同じ量の薬を毎日舌下投与します。1回目の舌下投与は医療機関で行ないますが、以降は毎日自宅で行ないます。
◎舌下免疫療法は、2回目以降は家で行います。

7.舌下免疫療法はいつからはじめるの? スギ花粉の飛散が始まる3ヶ月以上前から治療を開始すると効果的です。6月からが理想的ですが、秋から国の認可がおりるので、遅くとも11月末までに治療を開始したいです。学会主催の舌下減感作療法の講習会を修了した医師のみが治療できます(慶友銀座クリニックでは院長と副院長が修了医です)。
◎舌下免疫療法は11月末までが治療スタートの最終期限です。

8.舌下免疫療法の副作用は? 注射、舌下ともにアナフィラキシーとよばれる強いアレルギー反応を起こす可能性があります。スギ花粉にアレルギーがある患者さんにスギ花粉で治療するわけですから、口にスギ花粉を入れることにより強いアレルギー反応が起こる可能性があります。ただし、これまでの海外での実績で重篤な副反応はきわめて稀であり、舌下免疫療法は従来の注射による方法よりもかなり安全とされます。治療中はシーズン外でも毎日投与する期間があります。途中でさぼってから再び投与すると口の中が腫れることがあります。 ごく軽度の副作用も含めて、下記のような報告があります。
①腹部症状(嘔吐、腹痛、下痢など) ②口内、口唇のかゆみ・浮腫、感覚の異常 ③蕁麻疹 ④喘息発作 ⑤その他(耳のかゆみ、喉の炎症や違和感、くしゃみ、鼻みず、鼻詰まり、目のかゆみ、咳、喘息など)注意点 初めての方は、副作用の観察のために投与後30分ぐらいクリニック内で経過観察します。また念のため、内服後数時間は激しい運動は避けてください。ご自宅での投薬の際は、治療薬の用法、用量は必ずお守りください。もしご自宅で副作用の症状が出た場合でも、上記のごとく軽度で自然におさまるケースがほとんどです。蕁麻疹、喘息様発作などの症状が出る場合は、次回診察まで治療を中止してください。症状がどんどんひどくなるようでしたら、ご連絡いただくか、救急車を呼び、救急対応可能な病院に連絡してください。
◎舌下免疫療法の重篤な副作用の可能性はかなり低いですが、症状がひどくなるようなら病院へ!

9.舌下免疫療法をすれば花粉症が治るの? 舌下免疫療法で根治する可能性は10~20%程度、舌下法で少しの症状があったがとても良かったという人が20~30%、効いたと思うという人が20~30%で、全体の70~80%の人に有効との報告があります。花粉の多く飛散する時には飲み薬などの併用も勧められます。全ての方が薬を飲まなくてすむ治療ではなく、少ない併用薬で症状を減らす治療です。舌下免疫療法は注射法よりも若干効果で劣りますが、病院で処方される薬を飲むのと同程度以上の効果があると考えています。また舌下免疫療法を行うと、併用する花粉症の薬の量が少なくなります。
◎舌下免疫療法では、今まで使っていたアレルギーの薬を弱くしたり、減らすことができます。

10.舌下免疫療法を行うと他の薬は飲めないの? 舌下免疫療法を行なっていても、花粉症の症状がでたらお薬を使ってください。ただし、免疫の力で体質を改善する治療ですので、免疫に関係のあるステロイドを含む内服薬は控えて下さい(薬剤名セレスタミンなど)。しかし、ステロイドを含む外用薬(点鼻薬や点眼薬)はOKです。
◎舌下免疫療法をしているときは、セレスタミンの内服はダメ

11.舌下免疫療法は、始めたらすぐ効くの? 花粉症症状を押さえ込む治療ではなく、免疫を変え、体質を改善する治療です。長い期間かけて少しずつ良くする治療です。3年目以降で効果が高くなるという報告があります。まず2年をめどに開始し、効果のある方には4-5年の継続を勧めています。そこで治療を終えても効果は持続すると考えられています。その後効果が減った場合は、再度はじめから行えば効果が元に戻ります。
◎舌下免疫療法は体質改善の治療です。長い目で見て下さい。

12.スギ以外にもアレルギーがありますが、舌下免疫療法は効きますか? 日本国内で保険適応となっているのは今のところスギのみであり、スギ以外のアレルギーには効果がありません。また同時に複数のアレルギーをお持ちの方も、効果はスギに限られます。現在、国内でのダニの臨床試験がされていますので、数年後に保険適応になる可能性があります。
◎数年後にダニの舌下免疫療法ができるかも?

13.舌下免疫療法は、どのようなかたに特にお勧め? スギ花粉症でお悩みのかたには、皆さんにお勧めですが、特に下記のようなかたにお勧めしています。
受験生 運転業務に従事している方 将来の妊娠予定者(数年以内は妊娠希望予定なし) 花粉症の薬を減らしたい方 花粉症の薬を飲むと副作用がつらい方  毎年花粉症に悩みたくない方
◎花粉症の内服薬を軽減する目的でやるとよいです。

14.舌下免疫療法の適応外は? ①スギの花粉症が検査で証明できない方 ②妊娠中または近いうちに妊娠希望の方 ③重症の喘息を合併している方 ④重い心臓の病気を合併している方 ⑤癌の治療をしている方 ⑥免疫不全などの病気の方 ⑦治療で免疫抑制剤を使用している方 ※高血圧でベータブロッカーという薬を服用している方は、他の薬に変更する必要があります。
◎お医者さんに自分の病気の歴史をきちんと伝えましょう。

15.舌下免疫療法の適応年齢は? スギ花粉の舌下免疫療法は13歳からが保険適応です。高齢者の方は、効果が少し減弱するといわれています。
◎若い人のほうが効果が高いようです
慶友銀座クリニックでは治験が65歳までの方に行っていることから、新薬ということもあり、安全性を考え、65歳までの方に処方を行っております 。

16.舌下免疫療法を途中で止めましたが、もう一度再開できますか? 最初からのスタートとなります。薬の濃度が高い状態で、中断し、そこの段階で再スタートすると副作用が出やすくなるからです。
◎再スタートは、最初の薄い濃度からスタートしましょう

17.舌下免疫療法の治療中に、今まで飲んでいた花粉症の薬を使ってもいいですか? ステロイドが含まれている内服薬(セレスタミン等)以外であれば、花粉症用の薬は内服可能です。またステロイドを含む外用薬(点鼻点眼薬)は併用可です。
◎ステロイド内服薬以外であれば、併用可

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